カリスマ的リーダーシップ論
かりすまてきりーだーしっぷろん
ひとことで言うと
リーダーの卓越したビジョンと個人的魅力でフォロワーを強力に惹きつけ動かすリーダーシップ理論。
解説
リーダーが卓越したビジョンと個人的魅力によってフォロワーに強い影響力を及ぼすリーダーシップ理論。フォロワーはリーダーの使命感やビジョンに共感し、高い忠誠心と献身を示す。ただし、リーダーへの過度な依存やリーダー不在時の組織機能低下といったリスクも指摘される。
くわしく解説
カリスマ的リーダーシップ論は、リーダーが持つ特別なビジョン・使命感・個人的魅力(カリスマ)によってフォロワーを深く鼓舞し、組織の変革や高い業績を実現するリーダーシップのあり方を説明する理論である。フォロワーはリーダーのビジョンに強く共感し、高い忠誠心・献身・自己犠牲をもって行動する傾向がある。組織の危機的状況や変革期において特に有効とされる。しかし同時に課題も多く、リーダーへの過度な依存が生じた場合、リーダーの不在や交代時に組織が機能不全に陥るリスクがある。また、リーダーの誤った判断に対してフォロワーが盲目的に従ってしまう危険性も指摘される。変革型リーダーシップ(トランスフォーメーショナル・リーダーシップ)と重複する概念も多く、試験では区別が求められることがある。
具体例で考えよう
創業者のカリスマ的なビジョンのもとで急成長したスタートアップが、創業者の退任後に組織の方向性を見失い業績が急落した。カリスマへの依存リスクを示す典型的な事例である。
試験対策ポイント
変革型リーダーシップとの類似点・相違点を整理すること。カリスマ的リーダーシップのリスク(依存・機能不全・盲目的服従)は試験頻出。リーダーシップ理論全体(特性論・行動論・状況論)の中での位置づけも確認する。