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暗黙知

あんもくち

ひとことで言うと

経験や勘に基づく言語化困難な主観的知識で、SECIモデルにおける知識創造の出発点となる。

解説

言語や文書で表現することが困難な、個人の経験や勘、ノウハウ等に基づく主観的な知識。野中郁次郎のSECIモデルにおいて、暗黙知の形式知への変換(表出化)が知識創造の重要なプロセスとされる。熟練技能者の技術や組織の文化的知識等が暗黙知の例である。

くわしく解説

暗黙知とは、哲学者マイケル・ポランニーが提唱し、野中郁次郎がナレッジマネジメント論に発展させた概念である。個人の経験・直感・勘・熟練した技能など、言語や数式では容易に表現・伝達できない主観的な知識を指す。代表例として、熟練職人の匠の技、優秀な営業員の対人スキル、組織に染みついた文化的行動様式などが挙げられる。SECIモデルにおいて暗黙知は、共同化(Socialization)のプロセスで他者へ移転され、表出化(Externalization)のプロセスで形式知へと変換される。暗黙知を組織内で効果的に共有・移転することがナレッジマネジメントの核心的課題とされ、OJT・師弟制度・コミュニティ・オブ・プラクティス等の手法が用いられる。

具体例で考えよう

長年の経験を持つ料理人が「目分量」と「感覚」で絶妙な味を再現できるが、そのレシピを正確に文書化することが難しい状態が暗黙知の典型例。

試験対策ポイント

暗黙知と形式知の対比、SECIの各ステップにおけるどの変換がどの知識タイプ同士の転換かを正確に覚える。「共同化=暗黙知→暗黙知」「表出化=暗黙知→形式知」の混同が頻出ミス。

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