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形式知

けいしきち

ひとことで言うと

言語・文書・数式で明確に表現・伝達できる客観的な知識で、組織内で共有・蓄積が容易。

解説

言語、数式、マニュアル等で明確に表現・伝達できる客観的な知識。野中郁次郎のSECIモデルにおいて、暗黙知から形式知への変換(表出化)と、形式知同士の組み合わせ(連結化)が知識創造のプロセスに含まれる。データベースや文書として組織内で共有・蓄積が容易である。

くわしく解説

形式知とは、言語、数式、図表、マニュアル等によって明確に表現・記述・伝達できる客観的な知識である。野中郁次郎のSECIモデルにおいては、暗黙知を形式知へ変換するプロセスを「表出化(Externalization)」と呼び、形式知同士を組み合わせて新たな形式知を生み出すプロセスを「連結化(Combination)」と呼ぶ。形式知はデータベース・マニュアル・規則・報告書等の形で組織内に蓄積・共有されやすく、情報システムを活用した管理が可能である。暗黙知と異なり、移転コストが低く大規模な共有が可能であるため、組織の標準化や効率化に大きく貢献する。一方で、知識の本質的な部分が暗黙知として残ることも多く、形式知化だけでは組織の知識創造は不十分とされる。

具体例で考えよう

熟練営業員の顧客対応ノウハウを面接・観察を通じてヒアリングし、応対マニュアルとして文書化することで、新入社員でも同等の対応ができるようになるのが形式知活用の典型例。

試験対策ポイント

SECIの「連結化=形式知→形式知」「内面化=形式知→暗黙知」の変換方向を正確に把握する。暗黙知との対比問題は必ず出題されるため、両者の特徴の違いを表で整理しておく。

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