VRIO分析
ぶりおぶんせき
ひとことで言うと
経営資源が持続的競争優位の源泉かを価値・希少性・模倣困難性・組織の4観点で評価するフレームワーク。
解説
企業の経営資源が持続的競争優位の源泉となりうるかを評価するフレームワーク。Value(経済的価値)、Rarity(希少性)、Inimitability(模倣困難性)、Organization(組織)の4つの観点から内部資源を分析する。ジェイ・B・バーニーが提唱したリソース・ベースト・ビューに基づく分析手法である。
くわしく解説
VRIO分析はジェイ・バーニーが提唱したリソース・ベースト・ビュー(RBV)に基づくフレームワークで、企業内部の経営資源・ケイパビリティが持続的競争優位の源泉となりうるかを評価する分析ツールである。VRIOとはValue(経済的価値)・Rarity(希少性)・Inimitability(模倣困難性)・Organization(組織)の頭文字を取ったもので、これら4条件を順に問うことで資源の競争優位性を判定する。Valueがなければ競争劣位、Valueありでも稀少でなければ競争均衡、希少でも模倣容易なら一時的競争優位、すべてを満たした場合のみ持続的競争優位となる。外部環境分析のSWOT・ファイブフォースと合わせて内部分析ツールとして頻出である。
具体例で考えよう
ある製薬会社が保有する独自の化合物合成技術は、市場価値があり(V)、競合が持たず(R)、特許と暗黙知で守られ(I)、研究開発部門が活用できる体制(O)を整えている。VRIO全条件を満たし持続的競争優位となる。
試験対策ポイント
4要素を順番通りに問う構造を理解すること。「組織(O)」が整備されていなければ他の条件を満たしても持続的優位にならない点が頻出のひっかけ。ファイブフォース分析(外部)との対比も重要。