組織構造
そしきこうぞう
ひとことで言うと
組織の活動を分業・調整するための公式的な仕組みで、職能別・事業部制・マトリックス等の類型がある。
解説
組織の活動を分業し調整するための公式的な仕組みのこと。職能別組織、事業部制組織、マトリックス組織等の類型がある。組織構造は戦略の実行手段であり、チャンドラーの「組織は戦略に従う」という命題が示すように、経営戦略に適合した組織構造の設計が重要である。
くわしく解説
組織構造とは、企業が目標を達成するために活動を分業し、それを統合・調整するための公式的な枠組みである。主な類型として、機能ごとに部門を編成する職能別組織、製品や地域ごとに自律的な事業単位を持つ事業部制組織、そして機能軸と事業軸を掛け合わせたマトリックス組織がある。チャンドラーは「組織は戦略に従う」と述べ、企業が多角化戦略を採用するにつれて職能別組織から事業部制組織へと移行することを歴史的に示した。組織構造の設計においては、公式化・集権化・専門化の度合いが重要な変数となり、環境の不確実性や規模、戦略に応じた適切な構造の選択が求められる。試験では各構造のメリット・デメリットの比較が頻出である。
具体例で考えよう
中小の製造業が事業規模の拡大に伴い、営業・製造・開発の職能別組織から、家電事業部・産業機器事業部という事業部制へ移行するケースが典型的な事例である。
試験対策ポイント
「組織は戦略に従う」はチャンドラーの命題。職能別・事業部制・マトリックス各組織のメリット・デメリットを対比して押さえる。スパン・オブ・コントロールや集権・分権との組み合わせ問題にも注意。