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マトリックス組織

まとりっくすそしき

ひとことで言うと

職能別と事業部制の両方に属する二重指揮系統を持つ組織形態で、柔軟性と専門性を両立させる。

解説

職能別組織と事業部制組織の両方の特性を併せ持つ組織形態で、従業員が職能部門と事業部門(またはプロジェクト)の2つの指揮命令系統に属する。複雑な環境への対応力や資源の効率的活用が利点である。一方、命令の一元化の原則に反するため、権限の衝突やストレスが生じやすいというデメリットがある。

くわしく解説

マトリックス組織とは、職能別組織と事業部制組織(またはプロジェクト組織)を重ね合わせた複合的な組織形態である。従業員は職能部門(例:技術部、マーケティング部)と事業部門(例:製品Aチーム、製品Bチーム)の両方に同時に所属し、それぞれの上司から指示を受ける。メリットとしては、専門人材の組織横断的な活用、環境変化への柔軟な対応、部門間の情報共有促進などが挙げられる。デメリットとしては、二重の指揮系統によって命令の一元化原則(ファヨールの管理原則)に反し、権限の衝突や責任の曖昧化、意思決定の遅延などが生じる恐れがある。航空宇宙・IT・コンサルティング業界など、多様な専門知識を組み合わせる必要がある業種で多く採用される。

具体例で考えよう

大手コンサルティング会社で、「金融業界チーム」(事業軸)と「デジタル技術部門」(職能軸)の両方に所属するコンサルタントが、それぞれのマネジャーから指示を受ける体制がマトリックス組織の典型例である。

試験対策ポイント

「命令一元化の原則に反する」点がマトリックス組織の最大のデメリット。職能別・事業部制との違いと、それぞれのメリット・デメリットを比較整理すること。プロジェクト型組織との関係も押さえる。

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