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参入障壁

さんにゅうしょうへき

ひとことで言うと

新規企業が市場に参入する際に直面する障害の総称で、高いほど既存企業の収益性が保護される。

解説

新規企業が市場に参入する際に直面する障害や困難のこと。規模の経済、製品差別化、巨額の必要資本、流通チャネルへのアクセス、政府規制等が参入障壁として機能する。参入障壁が高い業界ほど既存企業の収益性は高くなる傾向があり、5フォース分析の重要な要素である。

くわしく解説

参入障壁とは、新規企業が既存市場に参入しようとする際に直面するさまざまな障害や困難のことを指し、ポーターの5フォース分析における重要な要素の一つである。参入障壁が高いほど、既存企業は新規参入者からの競争圧力を受けにくく、高い収益性を維持しやすい。主な参入障壁の種類として、規模の経済(大量生産によるコスト優位)、製品差別化(既存ブランドへの顧客ロイヤルティ)、巨額の参入必要資本、流通チャネルへのアクセス困難、政府による規制・許認可制度、経験曲線効果によるコスト格差、特許・ライセンス等がある。参入障壁と退出障壁(撤退費用の大きさ)を組み合わせて業界の収益構造を分析することも重要である。

具体例で考えよう

銀行業は金融庁の許認可(規制)・最低資本金要件(必要資本)・顧客の既存行への信頼(差別化)・既存のシステムインフラ(規模の経済)など多重の参入障壁が組み合わさっており、新規参入が極めて困難な典型例。

試験対策ポイント

5フォース分析の構成要素として参入障壁は必出。参入障壁の具体的な種類(6〜7種類)を列挙できるようにする。参入障壁と退出障壁の組み合わせで業界収益性を判断する問題も出題される。

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