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経験曲線

けいけんきょくせん

ひとことで言うと

累積生産量の増加に比例してコストが一定比率で低下する現象を示す曲線で、先行者優位の理論的根拠。

解説

累積生産量の増加に伴い、製品1単位あたりのコストが一定の比率で低下する現象を示す曲線。BCGが実証研究により提唱したもので、学習効果、規模の経済、技術改善等が原因とされる。コストリーダーシップ戦略の理論的根拠の一つであり、先行者優位の源泉ともなる。

くわしく解説

経験曲線とは、製品の累積生産量が倍増するごとに、製品1単位あたりの総コストが一定の比率(通常20〜30%)で低下するという経験的な法則を示す概念である。BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)が実証研究によって提唱した。コスト低下の要因として、繰り返し作業による習熟と効率化(学習効果)、生産規模拡大による固定費分散(規模の経済)、工程や設備の技術的改良(技術革新)の3つが挙げられる。経験曲線効果が大きい産業では、市場シェアを早期に獲得した企業がコスト優位を確立しやすく、コストリーダーシップ戦略の理論的根拠となる。また、PPMにおける相対的市場シェアの重視も、経験曲線効果に基づいている。

具体例で考えよう

半導体メーカーが新製品を大量生産することで累積生産量を競合他社より早く積み上げ、単位コストを競合より大幅に低く抑えることで価格競争力を維持するのが、経験曲線効果の活用例である。

試験対策ポイント

経験曲線と学習曲線の違いに注意(学習曲線は労働コストのみ、経験曲線は総コスト)。BCGのPPMで相対的市場シェアを重視する理由が経験曲線にあることを理解する。コストリーダーシップ戦略との関連も必須。

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