年功序列制
ねんこうじょれつせい
ひとことで言うと
勤続年数・年齢に応じて賃金と地位が上昇する日本的人事慣行で、日本的経営の三種の神器の一つ。
解説
勤続年数や年齢に応じて賃金や地位が上昇する日本的な人事慣行。終身雇用制度・企業別労働組合と合わせて日本的経営の三種の神器と呼ばれる。従業員の長期的な定着と技能蓄積を促進する一方、高齢化による人件費増大や若手の意欲低下といった課題が指摘される。
くわしく解説
年功序列制とは、従業員の勤続年数や年齢の増加に伴い、賃金水準や職位が自動的・段階的に上昇する日本特有の人事・賃金制度である。終身雇用制度・企業別労働組合とともに「日本的経営の三種の神器」と総称され、高度経済成長期の日本企業を支えた主要な仕組みである。メリットとしては、従業員の長期定着・企業への忠誠心の醸成・技能の継続的蓄積・社内の協調関係の維持が挙げられる。一方、課題として、人口高齢化による人件費の増大、若手・高能力人材の動機づけの低下、グローバル競争環境への適応困難などが指摘される。1990年代以降の成果主義導入により純粋な年功序列は減少しているが、多くの企業で職能資格制度と組み合わせた形で残存している。
具体例で考えよう
入社1年目から20年目まで毎年定期昇給があり、同期入社はほぼ同一のペースで等級と給与が上がっていく大企業の賃金体系が年功序列制の典型的な形。
試験対策ポイント
日本的経営の三種の神器(年功序列・終身雇用・企業別組合)を必ず3つセットで覚える。年功序列のメリット(定着・技能蓄積)とデメリット(人件費増・若手意欲低下)の対比は頻出。