企業戦略
きぎょうせんりゃく
ひとことで言うと
企業全体の事業ポートフォリオ構成と経営資源配分を決定する、最上位の戦略レベル。
解説
企業全体の方向性と事業ポートフォリオの構成を決定する最上位の戦略。どの事業に参入・撤退するか、各事業への経営資源の配分をどうするかを決定する。成長戦略、安定戦略、縮小戦略等の類型があり、事業戦略や機能別戦略の上位に位置づけられる。
くわしく解説
企業戦略は、企業全体としてどの事業領域で競争し、どのように経営資源を配分するかを決定する最上位の戦略である。事業戦略(個々の事業でいかに競争するか)や機能別戦略(マーケティング・財務・人事等)の上位に位置し、全社的な方向性を定める役割を担う。企業戦略の主要な意思決定には、新規事業への参入・既存事業からの撤退・多角化・買収合併(M&A)・グローバル展開などが含まれる。成長戦略(事業拡大)、安定戦略(現状維持)、縮小戦略(事業縮小・撤退)という類型があり、外部環境と内部資源の状況に応じて選択される。また、アンゾフの成長マトリクスは企業戦略の方向性を検討する代表的なツールである。
具体例で考えよう
大手食品メーカーが本業の食品事業で安定収益を確保しながら、医薬品事業と外食事業へ新規参入する意思決定は、企業戦略レベルの多角化判断の典型例である。
試験対策ポイント
企業戦略・事業戦略・機能別戦略の3層構造は必須知識。企業戦略は「どの事業で戦うか」、事業戦略は「どう戦うか」という区別を明確にする。アンゾフの成長マトリクスとの関連も押さえること。