顧客シェア
こきゃくしぇあ
ひとことで言うと
特定顧客の総購買額に占める自社製品の割合で、個別顧客との取引の深さを示す指標。
解説
特定の顧客の総購買額に占める自社製品・サービスの割合のこと。市場シェアとは異なり、個々の顧客との取引の深さを示す指標である。クロスセルやアップセルによって顧客シェアを拡大することが、顧客生涯価値の向上とリレーションシップマーケティングの重要な目標となる。
くわしく解説
顧客シェア(カスタマー・シェア)とは、ある特定顧客が特定カテゴリの製品・サービスに支出する総額のうち、自社への支出が占める割合を指す。市場シェアが市場全体における自社の占有率を示すのに対し、顧客シェアは個々の顧客との関係の深さ・集中度を示す指標である。顧客シェアを高めるアプローチとして、クロスセル(関連製品の追加購入促進)やアップセル(上位グレードへの誘導)が有効とされる。リレーションシップマーケティングや顧客生涯価値(LTV:Life Time Value)の向上と密接に関連し、新規顧客獲得よりも既存顧客の深耕によってコスト効率よく収益を高める考え方と親和性が高い。試験では市場シェアとの概念の違いが問われることが多い。
具体例で考えよう
あるネット通販サイトを利用する顧客が年間10万円を書籍に使うとして、そのうち8万円を自社サイトで購入している場合、自社の顧客シェアは80%となる。
試験対策ポイント
市場シェア(市場全体の占有率)と顧客シェア(個別顧客への占有率)の違いを明確に区別する。LTV・リレーションシップマーケティング・クロスセル・アップセルとセットで覚える。