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私的財

してきざい

ひとことで言うと

競合性と排他性を両方持つ通常の市場財で、公共財との対比で資源配分の効率性を理解する基礎概念。

解説

競合性と排他性を持つ財のこと。通常の市場で取引される財の多くがこれに該当する。公共財との対比で理解すべき概念であり、市場メカニズムにより効率的に供給される。

くわしく解説

私的財とは、消費における競合性(ある人が消費すると他の人が消費できる量が減少する性質)と排他性(対価を払わない人を消費から排除できる性質)の両方を有する財のことである。日常的に市場で取引される財の大部分がこれに該当し、食料品・衣服・自動車などがその典型例である。私的財は市場メカニズムを通じて効率的に供給・配分されるため、政府が介入する必要性は原則としてない。公共財(非競合性・非排除性を持つ)との対比が試験では最重要であり、クラブ財(排除性あり・競合性なし)や共有資源(排除性なし・競合性あり)とあわせて財の4類型として整理することが求められる。私的財の市場では価格メカニズムが機能するため、消費者余剰・生産者余剰が発生し社会的総余剰が最大化される。外部性がなく情報の非対称性がない場合の私的財市場は、市場の失敗が発生しない効率的な配分を実現する理想的なケースとなる。

具体例で考えよう

コンビニで販売されているおにぎり1個は、買った人が食べると他の人は食べられず(競合性あり)、お金を払わなければ持ち去れない(排除性あり)ため典型的な私的財である。スーパーの食品全般も私的財に該当する。

試験対策ポイント

財の4分類(私的財・公共財・クラブ財・共有資源)の表を暗記することが最重要。競合性と排他性の有無による2×2の分類表でまとめること。公共財のフリーライダー問題との対比、コモンズの悲劇(共有資源)との区別も問われる。

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