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公共財

こうきょうざい

ひとことで言うと

非競合性と非排他性を同時に持つ財で、フリーライダー問題から政府供給が必要となる。

解説

非競合性と非排他性を持つ財のこと。国防や灯台などが典型例である。フリーライダー問題が発生するため市場メカニズムでは効率的に供給されず、政府による供給が必要となる市場の失敗の代表例である。

くわしく解説

公共財とは、「非競合性」と「非排他性」という2つの性質を兼ね備えた財のことである。非競合性とは、ある人が消費しても他の人が消費できる量が減らないという性質であり、非排他性とは、対価を支払わない人を消費から排除できないという性質である。国防・灯台・一般道路などが典型例として挙げられる。市場経済においては、非排他性があるために対価を取ることができず、誰でも無料で利用できることから「フリーライダー(ただ乗り)問題」が発生する。企業が公共財を供給しても対価を回収できないため、民間部門では過少供給または供給ゼロとなり市場の失敗が生じる。そのため政府が税収を財源として供給することが必要となる。準公共財(混雑が起きる道路など)や、私的財・クラブ財との4分類の整理も重要である。

具体例で考えよう

国防はどの国民が利用しても供給量が減らず(非競合性)、かつ税金を払わない人だけを守らないことも現実的に不可能である(非排他性)。そのため民間企業が国防サービスを有料で提供することは困難であり、政府が担う典型例である。

試験対策ポイント

公共財の定義は「非競合性+非排他性」の両方が必須。4分類(公共財・私的財・クラブ財・共有資源)の整理は頻出。フリーライダー問題と過少供給の論理をセットで説明できること。

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