非競合性
ひきょうごうせい
ひとことで言うと
一人が消費しても他者の消費量が減らない財の性質で、公共財の二つの特性の一つ。
解説
一人の消費者がその財を消費しても他の消費者の消費量が減らない性質。公共財の2つの特性の一つである。テレビ放送や国防などが非競合性を持つ財の例であり、限界費用がゼロであることを意味する。
くわしく解説
非競合性とは、ある消費者が財を消費しても、他の消費者が同じ財を消費できる量が減少しない性質を指す。公共財の二大特性(非競合性・非排除性)の一つである。非競合性を持つ財は、追加的な消費者が利用しても限界費用がゼロであることを意味する。テレビ・ラジオ放送、国防、一般道路(混雑していない状態)などが典型例である。非競合性を持つ財に市場価格を設定すると、限界費用ゼロのため過少消費が生じる市場の失敗が発生する。非排除性(対価を払わない者を消費から排除できない性質)と組み合わせることで純粋公共財が定義され、フリーライダー問題の根拠となる。試験では公共財の定義問題として頻出。
具体例で考えよう
花火大会の煙火を一人が見ても、他の観客の「見られる量」は減らない。これが非競合性の典型例。一方で、水やパンは一人が消費すると他者が消費できる量が減るため競合的な財である。
試験対策ポイント
非競合性=追加消費の限界費用ゼロ。非排除性との組み合わせで純粋公共財が定義される。混雑が発生する道路は非競合性を失う。準公共財(クラブ財・共有資源)との分類表を整理すること。フリーライダー問題の根拠は非排除性の側。