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機会主義的な行動

きかいしゅぎてきなこうどう

ひとことで言うと

情報の非対称性を利用して取引相手を欺き、自己利益を最大化しようとする利己的行動。

解説

取引相手との情報の非対称性を利用して、自己の利益を最大化するために不誠実な行動を取ること。ウィリアムソンの取引コスト理論における重要概念であり、取引コストが増大する原因の一つである。契約やモニタリングによる抑制が必要であり、企業間関係や組織設計に影響を与える。

くわしく解説

機会主義的行動とは、オリバー・ウィリアムソンが取引コスト理論において提示した概念で、取引において情報の非対称性が存在する場合に、一方の当事者が相手を欺いたり、約束を守らなかったりして自己利益を追求する行動を指す。取引コストが発生する主要因の一つであり、事前の機会主義(逆選択)と事後の機会主義(モラルハザード、ホールドアップ問題)に分類できる。この問題に対処するため、企業は詳細な契約の作成、モニタリング・監視体制の構築、垂直統合(内製化)などの手段を講じる。取引コスト理論では、機会主義的行動のリスクが高い取引ほど市場取引より組織内取引(企業内部化)が合理的とされる。

具体例で考えよう

システム開発の発注企業が仕様を曖昧なまま契約し、開発途中で「実はこういう機能も必要だった」と追加要求することで、ベンダーが当初想定以上のコストを負担させられるホールドアップ問題は、機会主義的行動の典型例である。

試験対策ポイント

ウィリアムソンの取引コスト理論とセットで理解すること。「機会主義+限定合理性」が取引コスト発生の2大要因。逆選択・モラルハザード・ホールドアップ問題との関連を整理しておく。

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