ニッチャー
にっちゃー
ひとことで言うと
特定のニッチ市場に特化し、大企業が参入しにくい領域で高収益を実現するポジションの企業。
解説
コトラーの競争地位別戦略において、特定の市場セグメントに特化し、独自のポジションを確立する企業。大企業が参入しにくいニッチ市場で専門性や独自性を活かして高い利益率を実現する。市場規模は小さいが、特定セグメントにおけるミニリーダーとなることを目指す。
くわしく解説
ニッチャーとは、コトラーの競争地位別戦略における4つのポジションの一つで、特定の市場セグメントに経営資源を集中させる企業を指す。全体市場ではなく、特定の顧客層・地域・用途などの細分化された市場(ニッチ市場)において専門性を磨き、その領域でのミニリーダーとなることを目指す。大企業にとって規模が小さすぎる、または特殊すぎる市場に特化することで、大企業との直接競争を回避できる。高い専門性と参入障壁の構築によって価格競争に巻き込まれにくく、高い利益率を実現しやすい。ただし、ニッチ市場が縮小するリスクや、成功すると大企業が参入してくるリスクも存在する。中小企業がとりやすい戦略として試験でも重要な位置を占める。
具体例で考えよう
全国展開する大手寝具メーカーが手を出さない「柔道家向け特注柔道衣」専門メーカーが、その市場で高品質・高価格路線を維持し高い利益率を確保しているのは、ニッチャー戦略の好例である。
試験対策ポイント
ニッチャーは「特定セグメントへの集中」と「高利益率」がキーワード。フォロワーとの区別(フォロワーはリーダーを模倣・共存)が試験で問われやすい。中小企業診断士試験では中小企業の生存戦略として頻出。