万国著作権条約
ばんこくちょさくけんじょうやく
ひとことで言うと
Cマーク表示で方式主義国での著作権保護を受けられるユネスコ採択の国際著作権条約。
解説
ユネスコが1952年に採択した著作権の国際的保護に関する条約である。ベルヌ条約の無方式主義と異なり、著作物にCマーク(©)・著作権者名・最初の発行年を表示することで方式主義国での保護を受けられる方式を採用している。ベルヌ条約に未加盟の国との間の保護に意義があったが、現在はベルヌ条約の普及により実質的重要性は低下している。
くわしく解説
万国著作権条約は、ユネスコが1952年に採択した著作権の国際的保護に関する条約である。ベルヌ条約が無方式主義を採用しているのに対し、万国著作権条約はCマーク(©)・著作権者名・最初の発行年を著作物に表示することで、方式主義を採用している国においても著作権の保護を受けられる仕組みを定めている。ベルヌ条約に未加盟の国、特にかつての社会主義国や発展途上国との著作権保護の橋渡しとして機能してきた歴史がある。しかし、ベルヌ条約の加盟国が現在では大多数となったため、万国著作権条約の実際の役割は低下しつつある。試験では、ベルヌ条約(無方式主義)との対比で出題されることが多い。
具体例で考えよう
ベルヌ条約に加盟していない国で著作権を保護するため、書籍の奥付に「© 山田太郎 2025」と表示することで万国著作権条約に基づく保護を受けられる場合がある。
試験対策ポイント
ベルヌ条約(無方式主義)と万国著作権条約(©マーク等の方式)の対比が最頻出。©マーク・著作権者名・最初の発行年の3要素の表示が必要な点を押さえること。