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和解

わかい

ひとことで言うと

当事者が互いに譲歩し合意することで紛争を終了させる法的制度。

解説

当事者が互いに譲歩して紛争を終了させる合意をいう。民法上の和解(私法上の和解)と裁判上の和解に分けられる。和解が成立すると、当事者は和解の内容に拘束され、和解の対象となった権利関係については和解の内容どおりに確定する。

くわしく解説

和解とは、当事者双方が互いに譲歩し、紛争を終了させる合意のことである。民法上の和解(私法上の和解)は契約の一種であり、当事者間の合意のみで成立する。一方、裁判上の和解は訴訟手続の中で成立し、確定判決と同一の効力を持つ点が大きく異なる。和解が成立すると、当事者は和解の内容に拘束され、対象となった権利関係は和解内容どおりに確定する。これにより、紛争の早期解決と訴訟コストの削減が図られる。試験では、裁判上の和解が確定判決と同一の効力を持つことが重要なポイントとなる。また、和解の瑕疵(詐欺・錯誤等)については、民法の一般原則が適用されるが、和解で確定した事項については錯誤を主張しにくい点にも注意が必要である。

具体例で考えよう

取引先との売掛金回収をめぐる争いで、全額回収を断念する代わりに早期に8割を受け取る合意をする場面が典型的な私法上の和解である。裁判中であれば裁判上の和解として強制執行力を持つ。

試験対策ポイント

裁判上の和解は「確定判決と同一の効力」を持つ点が頻出。民法上の和解との効力の違いを比較して覚えること。和解後に錯誤を主張できるかも問われやすい。

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