市場均衡価格
しじょうきんこうかかく
ひとことで言うと
需要曲線と供給曲線の交点で成立する価格で、課税や規制によって変化し余剰分析に影響する。
解説
市場均衡において成立する価格のこと。需要曲線と供給曲線の交点における価格に対応する。課税や規制が導入されると均衡価格が変化し、消費者余剰や生産者余剰に影響を及ぼす。
くわしく解説
市場均衡価格とは、市場において需要量と供給量が一致したときに成立する価格のことであり、需要曲線と供給曲線の交点の縦軸座標に対応する。均衡価格は市場の需給バランスを反映し、需要や供給の変化によってシフトする。例えば、需要が増加すると均衡価格は上昇し、供給が増加すると均衡価格は下落する。課税が導入されると、従量税の場合、消費者が実際に支払う価格(消費者価格)と生産者が受け取る価格(生産者価格)の間に税額分のくさびが生じる。この乖離が消費者余剰と生産者余剰を変化させ、死荷重(厚生損失)を発生させる。補助金の場合は逆に均衡取引量が増加し消費者価格が低下する。価格規制(上限価格・下限価格)が導入された場合、均衡価格が変化し超過需要や超過供給が発生する可能性がある。試験では価格変化の方向と余剰への影響を図で示す問題が多い。
具体例で考えよう
コメ市場で均衡価格が5kg2000円のとき、不作で供給量が減少すると均衡価格は2500円に上昇する。この価格上昇が消費者余剰を減少させ、生産者余剰を増加させることを余剰分析で確認できる。
試験対策ポイント
課税による消費者価格と生産者価格の乖離(税のくさび)が最重要。需要・供給のシフトによる均衡価格の変化方向を素早く判断する練習が必要。上限価格規制(超過需要)と下限価格規制(超過供給)の発生条件も押さえること。