消費者余剰
しょうひしゃよじょう
ひとことで言うと
消費者が支払う意思のある金額と実際の支払額の差額で、需要曲線と価格線の間の面積。
解説
消費者が財に対して支払ってもよいと考える金額と実際に支払う金額との差額の合計。需要曲線と価格線の間の面積で測定される。社会的総余剰の構成要素であり、課税や独占の経済的影響を分析する際に用いられる。
くわしく解説
消費者余剰とは、消費者が財に対して支払ってもよいと考える最大金額(支払意思額)と実際に支払う市場価格の差額を、すべての購入者について合計したものである。グラフ上では需要曲線と市場価格を示す水平線に挟まれた三角形の面積として測定される。価格が低下するほど消費者余剰は増加し、価格が上昇するほど減少する。生産者余剰(供給曲線と価格線の間の面積)とあわせて社会的総余剰(経済厚生)を構成する。課税・補助金・独占・関税などの政策分析では、消費者余剰・生産者余剰・政府収入の変化を整理して死荷重(厚生損失)を計算する問題が頻出である。
具体例で考えよう
ある消費者はコーヒー1杯に500円まで払ってもよいと思っているが、市場価格が300円ならば200円分がその消費者の余剰となる。これを全購入者について合計したものが消費者余剰である。
試験対策ポイント
需要曲線と価格線に挟まれた三角形の面積として図示できること。課税による消費者余剰の減少と死荷重の関係、独占市場での余剰分析が頻出。生産者余剰との合計が社会的余剰であることも整理すること。