マドリッド協定議定書
まどりっどきょうていぎていしょ
ひとことで言うと
一度の国際出願で複数国に商標保護を求めることができる国際登録制度の条約。
解説
商標の国際登録に関する条約であり、マドリッドプロトコルとも呼ばれる。本国の商標出願・登録を基礎として、WIPO国際事務局への一つの出願で複数の指定国における商標保護を求めることができる。手続の簡素化とコスト削減が最大のメリットである。
くわしく解説
マドリッド協定議定書(商標の国際登録に関するマドリッドプロトコル)は、商標の国際登録を簡素化するための国際条約であり、WIPOが管理する。本国(出願人の居住国または営業所所在国)に商標の出願または登録がある場合、WIPO国際事務局へ一つの出願書類を提出することで、指定した複数の加盟国において商標保護を求めることができる。一の言語・一の手数料で複数国への出願が可能であり、手続の簡素化とコスト削減が最大のメリットである。国際登録の存続期間は10年であり、更新が可能である。ただし、基礎出願・登録が出願から5年以内に失効した場合(セントラルアタック)は、国際登録も影響を受ける点に注意が必要である。
具体例で考えよう
日本の企業が自社ブランドを米国・EU・中国で保護したい場合、マドリッドプロトコルを利用すれば各国に個別出願するよりも一括して手続きができ、費用と手間を大幅に削減できる。
試験対策ポイント
本国での基礎出願・登録が必要な点、セントラルアタック(5年以内の失効で国際登録に影響)が頻出。パリ条約の優先権との使い分けも問われる。国際登録の存続期間10年も確認すること。