ロットサイジング
ろっとさいじんぐ
ひとことで言うと
生産や発注における1回あたりの最適な数量を決定することで、コストを最小化する考え方。
解説
生産や発注における1回あたりの適正なロットサイズ(数量)を決定すること。経済的発注量(EOQ)モデルでは、発注費用と在庫保管費用の総コストを最小化するロットサイズを算出する。段取替えコストと在庫コストのトレードオフを考慮する必要がある。
くわしく解説
ロットサイジングとは、製造や調達において1回に生産・発注する数量(ロットサイズ)を最適化することを指します。ロットサイズを大きくすれば発注回数・段取替え回数が減少して固定費的コストは下がりますが、平均在庫量が増え在庫保管コストが上昇します。逆にロットサイズを小さくすれば在庫コストは下がりますが、発注・段取替えコストが増加します。この相反するコストのトレードオフを最小化する数量が経済的発注量(EOQ)です。EOQの公式は√(2DS/H)で表され、D=年間需要量、S=1回あたり発注費用、H=単位あたり年間保管費用です。MRPシステムやジャストインタイム生産においても、ロットサイジングの考え方は在庫計画の核心部分を担います。
具体例で考えよう
年間需要1,200個、1回の発注費用3,000円、単位保管費用200円/年の部品のEOQを計算すると√(2×1,200×3,000÷200)=190個となり、この数量で発注すると総コストが最小になる。
試験対策ポイント
EOQ公式(√(2DS/H))は必ず暗記。発注費用と保管費用が等しくなる点がEOQであることも重要。ロットサイズ拡大→在庫増・段取替え減、縮小→在庫減・段取替え増のトレードオフを整理しておくこと。