方法研究
ほうほうけんきゅう
ひとことで言うと
作業方法を分析・改善するための手法体系で、工程分析・動作研究・作業分析などの技法を含むIEの基礎。
解説
作業方法を分析・改善するための体系的な研究手法。工程分析、動作研究、作業分析などの技法を用いて、最適な作業方法を設計する。作業測定と合わせてIE(インダストリアルエンジニアリング)の基本的な手法を構成する。
くわしく解説
方法研究(Methods Study)は、インダストリアルエンジニアリング(IE)の主要な手法の一つで、作業の方法・手順・動作を系統的に分析し、より効率的な作業方法を設計・改善するための活動です。主要な技法として、①工程分析:製品・材料・作業者の流れをJIS記号(加工・運搬・検査・停滞・貯蔵)を用いて図式化する手法、②動作研究:サーブリッグ記号を用いて手の動作を要素に分解し無駄を排除する手法(ギルブレスが提唱)、③作業分析:人と機械の関連作業を分析するマン・マシーンチャートなどがあります。方法研究で最適な作業方法を設計した後、作業測定でその方法の標準時間を設定するという流れがIEの基本的なアプローチです。ECRSの原則(排除・結合・交換・簡素化)も方法改善の指針として重要です。
具体例で考えよう
工場の組立作業を工程分析したところ、工程全体の40%が「停滞(待ち)」と「運搬」であることが判明した。レイアウトを変更して工程間距離を短縮し、作業順序を見直すことで停滞時間を20%削減することができた。
試験対策ポイント
工程分析のJIS記号(加工○・運搬→・検査□・停滞▽・貯蔵▽鍵付き)は必ず暗記。ECRSの原則(Eliminate・Combine・Rearrange・Simplify)も頻出。サーブリッグ記号と動作研究の関係、作業測定との違いも整理すること。