製品工程分析
せいひんこうていぶんせき
ひとことで言うと
製品が完成するまでの工程を加工・検査・運搬・停滞の4記号で図表化し、ムダを特定する分析手法。
解説
製品が完成するまでの工程を、加工・検査・運搬・停滞の4つの基本記号を用いて図表化する分析手法。工程の全体像を把握し、ムダな工程や改善ポイントを特定するために用いられる。方法研究における基本的な分析手法の一つである。
くわしく解説
製品工程分析は、原材料や部品が投入されてから製品として完成するまでの一連の工程を、標準的な記号を用いて系統的に記録・分析する手法である。IEの方法研究における基本ツールの一つとして位置づけられる。使用する4つの基本記号は、加工(○:形状・状態が変化する作業)、検査(□:品質や数量の確認)、運搬(→または⇒:場所の移動)、停滞(▽:保管、または△:滞留・待ち)である。この記号を工程順に並べることで工程全体の流れを可視化し、不必要な運搬・過剰な停滞・重複する検査などの非付加価値工程(ムダ)を特定できる。ECRS(排除・結合・交換・簡素化)の原則に基づき改善案を立案する際の基礎資料として活用される。試験では4記号の定義と記号の対応が最頻出である。
具体例で考えよう
食品工場で原料受入れから製品出荷まで工程分析を実施したところ、中間在庫として3時間の停滞が2か所発生していることが判明し、工程レイアウト変更により停滞を1か所に削減できた。
試験対策ポイント
4つの基本記号(加工・検査・運搬・停滞)と対応するシンボルの組合せを正確に覚えること。停滞には「保管(▽)」と「滞留(△)」の区別がある点がひっかけとして出題される。