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フィッシャー方程式

ふぃっしゃーほうていしき

ひとことで言うと

名目利子率=実質利子率+期待インフレ率という、名目と実質の利子率を結ぶ基本方程式。

解説

名目利子率=実質利子率+期待インフレ率という関係式。フィッシャーにより定式化された。名目利子率と実質利子率の関係を理解する基本式であり、ケンブリッジ方程式や貨幣数量説との関連も重要である。

くわしく解説

フィッシャー方程式とは、アービング・フィッシャーが定式化した、名目利子率(i)、実質利子率(r)、期待インフレ率(π^e)の関係を示す式で、i=r+π^eと表される。より厳密にはi=(1+r)(1+π^e)-1となるが、試験では近似式として加法形式が用いられる。この式が示す含意は、名目利子率が同じでもインフレ期待が高ければ実質的な借入・貸出コストは低くなるという点である。貨幣数量説と組み合わせると、マネーサプライの増加→インフレ率の上昇→名目利子率の上昇(フィッシャー効果)という経路が導かれる。一方、金融緩和による名目利子率の低下が実質利子率の低下につながるかはインフレ期待次第という論点もある。ケンブリッジ方程式や貨幣数量説との関連、IS-LM分析における実質利子率と名目利子率の区別においても基礎となる式である。

具体例で考えよう

銀行の預金金利(名目)が年3%であっても、物価が年2%上昇するなら実質的な利回りは約1%に過ぎない。フィッシャー方程式はこの関係を定式化したものである。

試験対策ポイント

i=r+π^eという式を正確に覚えること。「名目利子率が上がった場合に実質利子率はどうなるか」という形で出題される。インフレ率上昇→名目利子率上昇(フィッシャー効果)の論理も重要。

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