ディフュージョンインデックス(DI)
でぃふゅーじょんいんでっくす
ひとことで言うと
景気動向指数の一種で、改善している指標の割合を示し50%超で景気拡大を判断する指数。
解説
景気動向指数の一つで、構成指標のうち改善している指標の割合を示す。50%を上回ると景気拡大、下回ると景気後退を示す。コンポジットインデックス(CI)が量的変動を示すのに対し、DIは景気の方向性を示す。
くわしく解説
ディフュージョンインデックス(DI)は、景気動向指数を構成する複数の経済指標のうち、前月(または前期)に比べて改善(プラスの変化)を示した指標の割合(%)で計算される景気判断指標である。計算式は「改善した指標数÷全指標数×100(%)」であり、50%を上回ると景気が拡大局面にあり、50%を下回ると後退局面にあると判断される。DIは景気変動の「方向性」を示すものであり、景気の「強さ・勢い」を示すのではない。一方、コンポジットインデックス(CI)は各指標の変化量を合成したもので量的な変動の大きさを示す。日本では近年CIが主役となっているが、DIも補完的に活用される。先行系列・一致系列・遅行系列ごとにDIが計算される。
具体例で考えよう
景気動向指数の先行系列が10指標で構成されるとして、そのうち7指標が前月比で改善しているとき、先行DIは70%となる。これは50%を超えているので、数ヶ月後に景気が拡大に向かう可能性が高いと判断される。
試験対策ポイント
DI(方向性)とCI(変化量・強さ)の違いを明確に区別すること。DIの判断基準は50%(超えると拡大、下回ると後退)を覚えること。先行・一致・遅行の3系列それぞれにDIが存在することも押さえておくこと。