ボトルネック
ぼとるねっく
ひとことで言うと
生産プロセス全体の中で処理能力が最も低く、全体のスループットを制約する工程のこと。
解説
生産工程やプロセス全体の中で、処理能力が最も低く全体の生産量を制約する工程のこと。TOC(制約条件の理論)ではボトルネック工程の改善が全体最適に最も効果的であるとされる。ボトルネックの稼働率向上が生産システム全体のスループット向上につながる。
くわしく解説
ボトルネック(Bottleneck)とは、生産ラインやビジネスプロセスにおいて、処理能力(キャパシティ)が最も低いために全体の流れを制限する工程・資源のことです。エリヤフ・ゴールドラットが提唱したTOC(Theory of Constraints:制約条件の理論)では、ボトルネック工程の改善こそが全体のスループット(売上-変動費)向上に最も効果的であるとされます。TOCの改善ステップは①制約を特定する、②制約を徹底活用する、③他のすべてを制約に従属させる、④制約を強化する、⑤惰性を打破して①に戻るという5ステップです。ボトルネック以外の工程の稼働率を上げても全体の生産量は増加せず、仕掛在庫が増えるだけになります。ドラム-バッファ-ロープ(DBR)はTOCに基づくスケジューリング手法です。
具体例で考えよう
3工程の生産ラインで工程1が毎時100個、工程2が毎時60個、工程3が毎時80個の処理能力を持つ場合、ライン全体の生産量は工程2(ボトルネック)の60個/時間に制約される。工程1・3をいくら改善してもボトルネックが残る限り全体は変わらない。
試験対策ポイント
TOC(制約条件の理論)とボトルネックの関係が頻出。「ボトルネック以外の工程の稼働率向上は全体最適にならない」という逆説的な重要ポイントを押さえること。DBR(ドラム-バッファ-ロープ)やスループット会計との関連も確認すること。