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予算制約線

よさんせいやくせん

ひとことで言うと

消費者の所得と財の価格により決まる、購入可能な財の組み合わせの境界線。

解説

所得と財の価格により決まる消費者の購買可能な財の組み合わせの境界線。傾きは2財の価格比(-P₁/P₂)に等しい。所得の変化は予算制約線の平行シフト、価格の変化は傾きの変化として表される。

くわしく解説

予算制約線は消費者が所得をすべて使い切ったときに購入できる2財の組み合わせを結んだ直線であり、「P₁X₁+P₂X₂=M」で表される。この直線の傾きは-P₁/P₂(2財の価格比)であり、消費者が財1を1単位追加購入するために財2をどれだけ諦めなければならないかを示す機会費用でもある。所得Mが変化した場合、傾きは変わらず平行にシフトする(所得増加で右上方にシフト)。財1の価格P₁が変化した場合は横軸の切片(M/P₁)が変化して傾きが変わり、回転シフトが生じる。最適消費点は予算制約線と無差別曲線の接点で決まり、この条件は限界代替率=価格比(MRS=P₁/P₂)として表現される。試験では所得効果・代替効果の分析やスルツキー分解と組み合わせた出題が多い。

具体例で考えよう

年収480万円の家庭が旅行と外食に予算を配分する場合、旅行費用と外食費用の比率が予算制約線の傾きとなる。旅行費が値上がりすれば制約線は回転し、旅行の機会費用が高まる。

試験対策ポイント

傾きは-P₁/P₂(財1が横軸)。所得変化は平行シフト、価格変化は回転シフトという区別が頻出。ギッフェン財の分析では予算制約線の動きと無差別曲線の形状を組み合わせて理解する必要がある。

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