多品種少量生産
たひんしゅしょうりょうせいさん
ひとことで言うと
多くの種類の製品を少量ずつ生産する形態で、顧客ニーズの多様化に対応できるが効率化が課題となる。
解説
多くの種類の製品を少量ずつ生産する生産形態。顧客ニーズの多様化に対応できるが、段取替えの頻度増加や生産効率の低下が課題となる。セル生産方式やグループテクノロジーなどの手法によって効率化を図る。
くわしく解説
多品種少量生産は、製品の種類が多く各品種の生産量が少ない生産形態である。消費者ニーズの多様化・個性化を背景に、現代製造業において主流となりつつある生産スタイルである。少品種大量生産と比べると、顧客の多様な要求に柔軟に対応できる一方で、段取替えの頻度増加・段取替え時間の増大、生産計画の複雑化、在庫管理の難度上昇、設備稼働率の低下といった課題を抱える。これらの課題に対応するための代表的手法として、セル生産方式(少人数で製品を担当)、グループテクノロジー(類似部品をグループ化して段取替えを減らす)、FMS(フレキシブル生産システム)、段取替え時間の短縮などがある。試験では少品種大量生産との比較、および対応手法との組合せが問われる。
具体例で考えよう
家電メーカーが消費者の好みに合わせて100種類の冷蔵庫モデルを各数百台ずつ生産する場合、段取替えを繰り返すことになるが、セル生産方式の導入で対応コストを抑えた。
試験対策ポイント
少品種大量生産との対比(効率性vs柔軟性)を整理すること。対応手法(セル生産・グループテクノロジー・シングル段取り)とセットで出題されることが多い。どの手法がどの課題を解決するかを紐づけて覚える。