ロゴ

政府の余剰

せいふのよじょう

ひとことで言うと

課税によって政府が得る税収で、社会的総余剰の構成要素の一つ。

解説

政府が課税や補助金を通じて得る純収入のこと。税収(=税額×取引量)で表される。社会的総余剰の構成要素であり、消費者余剰・生産者余剰・政府の余剰の合計で社会全体の厚生を評価する。

くわしく解説

政府の余剰とは、政府が課税を通じて収受する税収の総額のことである。従量税の場合、税収は「税率×課税後の均衡取引量」で計算される。グラフ上では、課税後の消費者支払価格と生産者受取価格の差(税率)に均衡取引量を乗じた長方形の面積として表される。社会的総余剰は「消費者余剰+生産者余剰+政府の余剰」で定義され、課税によって消費者余剰と生産者余剰は減少するが政府の余剰(税収)は増加する。ただし、課税前の社会的総余剰と課税後の消費者余剰・生産者余剰・政府余剰の合計を比較すると、取引量の減少に伴う死荷重(ハーバーガーの三角形)が生じる。補助金の場合は政府の余剰はマイナス(政府の負担)となる。

具体例で考えよう

1本500円のワインに100円の従量税が課されて取引量が年間1万本に減少した場合、政府の余剰は100円×1万本=100万円となる。課税前は1.2万本の取引があったとすれば、2,000本分の縮小が死荷重に相当する。

試験対策ポイント

政府の余剰=税率×取引量という計算式と図形(長方形)を確認。社会的総余剰の三構成要素(消費者余剰・生産者余剰・政府余剰)と死荷重の関係を余剰分析の図で整理すること。

関連用語

経済学・経済政策」の他の用語