債券市場
さいけんしじょう
ひとことで言うと
債券の売買が行われる市場で、利子率決定と中央銀行の公開市場操作の舞台となる。
解説
債券の売買が行われる市場のこと。債券市場での需給が利子率を決定し、貨幣市場と表裏一体の関係にある。公開市場操作は中央銀行が債券市場で国債を売買することで行われる。
くわしく解説
債券市場とは、国債・社債・地方債などの債券が売買される市場のことである。債券市場における需給が市場利子率を決定する。債券の需要が増加すると債券価格が上昇し利子率が低下し、逆に債券の売り圧力が強まると債券価格が下落し利子率が上昇する。IS-LM分析では、貨幣市場と債券市場は表裏一体の関係(ワルラス法則)にあるため、貨幣市場が均衡すれば債券市場も均衡するとされる。中央銀行による公開市場操作(オペレーション)は、この債券市場において中央銀行が国債を売買することで市場の資金量と利子率を調整する金融政策手段である。買いオペ(国債購入)はマネーサプライを増加させ利子率を低下させ、売りオペ(国債売却)はマネーサプライを減少させ利子率を上昇させる。
具体例で考えよう
日本銀行が市場から大量の国債を購入(買いオペ)すると、債券市場に資金が流入して債券需要が高まり債券価格が上昇し、結果として市場利子率が低下する。これが金融緩和の仕組みである。
試験対策ポイント
公開市場操作の仕組み(買いオペ→マネーサプライ増→利子率低下)を債券市場を通じて説明できるようにする。債券市場と貨幣市場の表裏一体性(ワルラス法則)も重要。