債券
さいけん
ひとことで言うと
政府や企業が発行する有価証券で、債券価格と利子率は逆方向に動く関係にある。
解説
政府や企業が資金調達のために発行する有価証券で、利子と元本の返済が約束されている。債券価格と利子率は逆方向に動く関係がある。IS-LM分析における貨幣市場の均衡分析で債券と貨幣の関係が重要となる。
くわしく解説
債券とは、政府(国債・地方債)や企業(社債)が資金調達のために発行する有価証券であり、発行体が投資家に対して一定期間後の元本返済と定期的な利子(クーポン)の支払いを約束するものである。債券の重要な性質として、債券価格と市場利子率は逆方向に動くという関係がある。例えば、市場利子率が上昇すると、既存の低い利率の債券の魅力が相対的に低下し、債券価格が下落する。IS-LM分析においては、家計の資産保有を貨幣と債券の2資産に単純化し、貨幣市場と債券市場は表裏一体の関係にある(ワルラス法則)とされる。流動性選好説では、人々が債券ではなく貨幣で資産を保有しようとする動機が利子率を決定すると説明される。試験では債券価格と利子率の逆相関関係が頻出である。
具体例で考えよう
額面100万円・クーポン年1万円の国債を保有している。市場利子率が1%から2%に上昇すると、同じリターンを得るには50万円の投資で済むため、この国債の市場価格は100万円を下回るよう調整される。
試験対策ポイント
債券価格と利子率の逆相関関係は必須。LM曲線の導出における「貨幣需要増→債券売却→債券価格下落→利子率上昇」の連鎖も理解する。ワルラス法則による貨幣市場と債券市場の表裏一体の関係も確認。