パレート分析
ぱれーとぶんせき
ひとことで言うと
全体の80%の結果は上位20%の要因から生まれるという法則を活用し、重要な問題や要因を優先的に特定・対処する分析手法。
解説
パレートの法則(全体の80%の結果は20%の要因から生じる)に基づく分析手法。パレート図を用いて重要な少数の要因を特定し、重点的な対策を講じる。品質管理、在庫管理、売上分析など幅広い分野で活用される。
くわしく解説
パレート分析は、イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した「80:20の法則」を応用した手法です。棒グラフと累積折れ線グラフを組み合わせたパレート図を作成し、問題の大きい順に項目を並べることで、全体に大きな影響を与える少数の要因(重要の少数)を視覚的に把握できます。品質管理では不良原因の特定、在庫管理ではABC分析による商品分類、売上分析では上位顧客の特定など多岐にわたる場面で活用されます。QC7つ道具の一つであり、中小企業診断士試験においても品質管理・在庫管理の両分野から出題されます。重点指向の考え方の基礎となる重要な概念であり、限られた経営資源を効果的に配分するためのツールとして実務でも非常に重要です。
具体例で考えよう
ある工場で月間100件の不良品が発生。不良原因を調べると「寸法ズレ」「傷」「色ムラ」「欠け」など10種類あるが、「寸法ズレ」と「傷」の2種類だけで全不良の78%を占めていた。この2項目に集中して対策を打つことで効率的に不良率を低下できる。
試験対策ポイント
パレート図はQC7つ道具の一つ。ABC分析との関連性を押さえること。「重要の少数・有用の多数」という表現も頻出。累積比率80%を区切りにA・B・Cランクに分類するABC分析と混同しないよう注意。