値入率
ねいれりつ
ひとことで言うと
販売価格に対する値入額の割合を示す指標で、商品の利益率を事前計画する際の基本数値。
解説
商品の販売価格に対する値入額(販売価格と仕入原価の差額)の割合。売価値入率と原価値入率の2種類がある。売価値入率=値入額÷売価×100で算出され、商品の利益率を事前に計画する際の基本指標として用いられる。
くわしく解説
値入率とは、商品を販売する前の計画段階で設定する利益率の指標であり、「値入額(売価と原価の差)が売価または原価に対して何%を占めるか」を示す。売価値入率と原価値入率の2種類があり、一般的に小売業では売価値入率が用いられる。売価値入率=値入額÷売価×100、原価値入率=値入額÷原価×100で算出される。値入率は実際の販売前に設定するものであり、実際の販売後に算出される粗利益率(実際の売上総利益率)とは区別される。特売・値引きなどを行うと実際の粗利益率は値入率より低くなる。中小企業診断士試験では値入率と粗利益率の違い、および売価値入率と原価値入率の相互換算が頻出問題となっている。
具体例で考えよう
仕入原価800円の商品に売価1,000円を設定した場合、値入額は200円となる。売価値入率は200÷1,000×100=20%、原価値入率は200÷800×100=25%となる。
試験対策ポイント
売価値入率と原価値入率の計算式を両方確実に覚えること。値入率(計画段階)と粗利益率(実績段階)の違いが頻出のひっかけポイント。売価値入率と原価値入率の相互換算(売価値入率=原価値入率÷(1+原価値入率))も習得すること。