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マネタリズム

まねたりずむ

ひとことで言うと

貨幣供給量の安定的管理が経済安定の鍵とするフリードマンらの経済学派。

解説

フリードマンを中心とする経済学派で、貨幣供給量の安定的な管理が経済安定化の鍵であると主張する。ケインズ的な裁量的政策を批判し、k%ルールに基づく貨幣供給量の一定率増加を提唱した。自然失業率仮説の理論的基盤でもある。

くわしく解説

マネタリズムはミルトン・フリードマンを中心に1960〜70年代に発展した経済学派である。ケインズ経済学が有効需要管理政策(財政・金融の裁量的政策)による経済安定化を重視したのに対し、マネタリズムは貨幣供給量の変動こそが景気変動・インフレの主因であると主張する。フリードマンは裁量的政策にはラグ(認識ラグ・実施ラグ・効果ラグ)が伴い、かえって景気を不安定化させるとして批判し、貨幣供給量を毎年一定率で増加させるk%ルールを提唱した。また自然失業率仮説を提唱し、フィリップス曲線のトレードオフは短期的にしか成立せず、長期では垂直になるという理論を展開した。ルーカスらの合理的期待形成学派へと発展する理論的基礎でもある。

具体例で考えよう

中央銀行が景気後退を判断して金融緩和しても、その効果が出るまでに1〜2年かかり、その頃には景気が回復している可能性がある。このタイムラグがマネタリストが裁量政策を批判する根拠である。

試験対策ポイント

k%ルール・自然失業率仮説・長期フィリップス曲線の垂直性がセットで頻出。ケインズ政策批判の論拠(政策ラグ)も押さえる。合理的期待形成学派との思想的連続性も確認する。

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