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ラーナーの独占度

らーなーのどくせんど

ひとことで言うと

独占力の強さを(価格-限界費用)÷価格で数値化した指標で、0から1の間の値をとる。

解説

独占力の程度を測る指標で、(価格−限界費用)/価格で計算される。0から1の間の値をとり、値が大きいほど独占力が強い。完全競争市場では0(価格=限界費用)、独占度が高いほど1に近づく。需要の価格弾力性の逆数に等しい。

くわしく解説

ラーナーの独占度(L)は独占力(マーケット・パワー)を定量的に測定するための指標で、L=(P-MC)/Pで定義される。完全競争市場ではP=MCが成立するためL=0となり、独占力は存在しない。独占度が高まるほどLは1に近づき、価格が限界費用を大きく上回ることを意味する。重要な理論的関係として、利潤最大化を行う独占企業においてL=1/ε(εは需要の価格弾力性の絶対値)が成立する。この関係から、需要の価格弾力性が低い(非弾力的な)市場ほど独占企業は高い独占度を設定でき、大きな超過利潤を得られることがわかる。反トラスト政策や競争政策の文脈でも重要な概念であり、市場支配力の評価指標として用いられる。

具体例で考えよう

薬品メーカーが特許を持つ医薬品を価格1万円、限界費用2,000円で販売している場合、ラーナーの独占度は(10,000-2,000)÷10,000=0.8となり、強い独占力を有していることが示される。

試験対策ポイント

計算式L=(P-MC)/PとL=1/εの両方を暗記すること。弾力性との関係が重要で「弾力性が低い→独占度が高い」の関係を逆向きに問われることがある。完全競争ではL=0である点も確認すること。

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