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ラスパイレス式

らすぱいれすしき

ひとことで言うと

基準時点の数量をウエイトとして現在の物価水準を測定する物価指数の計算方式。

解説

基準時点の数量をウエイトとして物価指数を計算する方式。消費者物価指数の計算に用いられる。パーシェ式と比較すると、ラスパイレス式は物価上昇率を過大に評価する傾向がある(代替バイアス)。

くわしく解説

ラスパイレス式物価指数は基準時点(0期)の数量構成をウエイトとして用い、現在(t期)の価格変化を測定する方式で、計算式はΣ(P_t×Q_0)/Σ(P_0×Q_0)×100で表される。日本の消費者物価指数(CPI)や企業物価指数(PPI)はこの方式で計算されており、実務的に広く用いられている。一方、パーシェ式は比較時点(t期)の数量をウエイトとする方式で、GDPデフレーターに使われる。ラスパイレス式の欠点として「代替バイアス」がある。価格が上昇した財は消費者がより安い代替財に切り替えるため実際の消費ウエイトは低下するが、ラスパイレス式は基準時点のウエイトを固定したままであり、物価上昇率を実態より高く測定してしまう傾向がある。

具体例で考えよう

基準年に牛肉100g200円・鶏肉100g100円でそれぞれ同量購入していた家計が、牛肉が400円に値上がりした場合、実際には鶏肉に切り替えるが、ラスパイレス式では引き続き牛肉を同量購入したと仮定して計算するため物価上昇率が過大に示される。

試験対策ポイント

「ラスパイレス=基準時点ウエイト=CPI=物価上昇過大評価」「パーシェ=比較時点ウエイト=GDPデフレーター=物価上昇過小評価」の対比を丸ごと覚えること。代替バイアスの方向(過大・過小)は毎年問われる。

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