ロゴ

供給者価格

きょうきゅうしゃかかく

ひとことで言うと

税負担後に生産者が実際に受け取る価格のこと。

解説

生産者が財を販売する際に受け取る価格のこと。税が課される場合、需要者価格との間に乖離が生じる。従量税や従価税の分析において、供給者価格と需要者価格の関係を理解することが重要である。

くわしく解説

供給者価格とは、生産者が財を販売したときに手元に残る実際の価格であり、税金が課される場合には消費者が支払う需要者価格(消費者価格)と乖離が生じる。例えば従量税(1単位あたり一定額の税)が課される場合、需要者価格から税額を差し引いた金額が供給者価格となる。グラフ上では、税額分だけ供給曲線が上方シフトすることで表現され、均衡点において需要者価格と供給者価格の差が税額となる。税の帰着(タックスインシデンス)の分析では、需要の価格弾力性と供給の価格弾力性の大小によって、税負担が消費者と生産者にどのように配分されるかが決まる。中小企業診断士試験では課税の効果分析において供給者価格と需要者価格の関係が問われることがある。

具体例で考えよう

1本100円のペットボトル飲料に10円の従量税が課された場合、消費者は110円支払うが、生産者の手元には100円が残る。この100円が供給者価格であり、10円の差が税負担分となる。

試験対策ポイント

需要者価格と供給者価格の差が税額となる点を理解する。税の帰着は弾力性に依存し、弾力性が低いほど税負担が大きくなることを押さえる。

関連用語

経済学・経済政策」の他の用語