需要者価格
じゅようしゃかかく
ひとことで言うと
課税時に消費者が実際に支払う価格で、供給者価格に税額を加えた水準。
解説
消費者が財を購入する際に実際に支払う価格のこと。税が課される場合、供給者価格に税額が上乗せされる。従量税のもとでは需要者価格=供給者価格+税額の関係が成り立つ。
くわしく解説
需要者価格とは、税が課される市場において消費者(需要者)が実際に支払う価格のことである。財に従量税が課される場合、供給者が受け取る価格(供給者価格)と消費者が支払う価格(需要者価格)の間に税額分の乖離が生じる。数式では「需要者価格=供給者価格+税額」の関係が成立する。この価格の乖離が税の帰着分析の核心であり、需要者価格の上昇幅が消費者の負担、供給者価格の下落幅が生産者の負担に対応する。余剰分析と組み合わせて、課税前後の消費者余剰・生産者余剰・政府収入・死荷重の変化を計算する問題として出題される。
具体例で考えよう
税抜き価格が800円の商品に200円の従量税が課されると、需要者価格は1,000円になる。消費者は1,000円払うが、生産者の手元には800円しか残らない。
試験対策ポイント
需要者価格と供給者価格の差が税額に等しい点を押さえること。価格弾力性により誰が多く負担するかが変わる。余剰分析のグラフと対応させて理解すること。