補助金
ほじょきん
ひとことで言うと
政府が特定活動を促進するために支給する金銭で、供給曲線を下方シフトさせる政策手段。
解説
政府が特定の経済活動を促進するために支給する金銭のこと。供給曲線を下方にシフトさせる効果がある。外部経済の場合にピグー補助金として効率的な資源配分を実現する手段となる。国民所得統計では間接税から控除される。
くわしく解説
補助金とは、政府が民間の経済活動を奨励・支援するために交付する金銭的給付のことである。企業への生産補助金は生産コストを引き下げる効果があるため、財・サービスの供給曲線を下方(右方)にシフトさせ、均衡価格を下げて均衡生産量を増やす。外部経済(正の外部性)が存在する場合、市場均衡では過小生産になるため、ピグー補助金を補助金として交付することで社会的最適な生産水準を実現できる。国民所得統計(SNA)では、補助金は間接税と対称的に扱われ、市場価格表示から間接税を引き、補助金を加えると要素費用表示の国民所得が求まる(NI=市場価格表示NNP-間接税+補助金)。試験では外部経済との関係と国民所得統計での扱いが頻出である。
具体例で考えよう
政府が太陽光パネル設置企業に1枚あたり5万円の補助金を出すと、企業の実質的なコストが下がり、より多くの企業が参入・生産を増やすことで市場価格が低下して普及が進む。
試験対策ポイント
補助金は供給曲線を「下方」シフト(間接税は上方)という方向を混同しないこと。国民所得統計では「市場価格表示-間接税+補助金=要素費用表示」の式を暗記する。