必需品
ひつじゅひん
ひとことで言うと
価格が変化しても需要量があまり変わらない、需要の価格弾力性が1未満の財。
解説
需要の価格弾力性が1より小さい財のこと。価格が変化しても需要量はあまり変わらない。生活必需品が典型例であり、需要の価格弾力性が1より大きい奢侈品と対比される。
くわしく解説
必需品とは、需要の価格弾力性が1より小さい財のことを指す。価格が上昇しても、あるいは下落しても、需要量の変化率が価格変化率より小さいという特徴を持つ。米・食塩・医薬品・水道といった生活に不可欠な財が典型例である。弾力性が1より小さいとは、価格が1%上昇したときに需要量の減少が1%未満にとどまることを意味し、生活に欠かせないため消費者が価格に関わらず一定量を購入しようとする傾向を反映している。一方、宝飾品・高級車・海外旅行など価格弾力性が1を超える財は奢侈品(ぜいたく品)と呼ばれ、価格変化に敏感に反応する。試験では必需品と奢侈品の対比、および弾力性の大小によって価格変化が総収入に与える影響の違いが問われる。弾力性が1より小さい場合、価格上昇で総収入は増加する点も重要である。
具体例で考えよう
食塩の価格が2倍になっても、料理に使う量はほとんど変わらない。これが需要の価格弾力性が低い必需品の典型であり、価格が上がっても消費者は購入し続ける。
試験対策ポイント
弾力性<1が必需品、弾力性>1が奢侈品という定義を正確に覚えること。価格上昇時に総収入が増えるか減るかは弾力性の大小で決まる問題が頻出。弾力性=1は単位弾力的と呼ぶ点も注意。