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限界収入曲線

げんかいしゅうにゅうきょくせん

ひとことで言うと

各生産量における限界収入を描いた曲線で、市場構造により形状が大きく異なる。

解説

各生産量における限界収入を示す曲線。完全競争市場では価格線と一致する水平線となるが、独占市場では需要曲線の下方に位置する右下がりの曲線となる。直線の需要曲線の場合、限界収入曲線の傾きは需要曲線の2倍となる。

くわしく解説

限界収入曲線とは、横軸に生産量、縦軸に限界収入をとったグラフ上で各生産量に対応する限界収入を結んだ曲線である。市場構造によって形状が異なることが最大の特徴である。完全競争市場では、企業は市場価格をそのまま受け取るため、限界収入曲線は市場価格の水準で水平な直線となり、需要曲線(価格線)と一致する。独占市場では、販売量を増やすには価格を下げる必要があるため、限界収入曲線は右下がりとなり、需要曲線の下方に位置する。特に重要な性質として、需要曲線が直線の場合、限界収入曲線の傾きは需要曲線の傾きの2倍(縦軸切片は同じで横軸切片が需要曲線の半分)となる。この性質はグラフ問題を解くうえで必須の知識である。また、弾力性との関係から、限界収入が正の領域では需要の価格弾力性が1より大きいことも覚えておきたい。

具体例で考えよう

需要曲線がP=100-2Qの直線の場合、総収入TR=PQ=100Q-2Q²となるから、限界収入はMR=100-4Qとなる。傾きが需要曲線の2倍になり、縦軸切片は同じ100であることが確認できる。

試験対策ポイント

直線需要曲線の場合、MR曲線の傾きは需要曲線の2倍というルールを必ず暗記。独占均衡点の図示問題で、MR曲線とMC曲線の交点から生産量を求める手順を練習しておくこと。

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