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付加価値

ふかかち

ひとことで言うと

生産活動で新たに生み出された価値で、GDPの集計単位となる二重計算防止のための重要概念。

解説

生産活動により新たに付け加えられた価値のこと。産出額から中間投入額を差し引いて求められる。GDPは国内で生産されたすべての付加価値の合計であり、二重計算を避けるための重要な概念である。

くわしく解説

付加価値とは、生産の各段階で新たに付け加えられた価値のことであり、各生産段階の産出額から原材料費などの中間投入額を差し引いて求められる。たとえばパン屋が小麦粉300円を仕入れてパンを500円で販売した場合、付加価値は200円となる。GDPは「国内で一定期間に生産されたすべての最終財・サービスの付加価値の合計」であり、各生産段階の産出額をそのまま合計すると二重計算が生じるため、付加価値ベースで集計することが不可欠である。付加価値は生産面から見たGDPの基本単位であり、三面等価の原則(生産面=分配面=支出面)とも深く関連する。また中小企業診断士の文脈では、企業が生み出す付加価値の最大化が経営目標として語られることも多く、実務的な観点からも重要な概念である。国民経済計算(SNA)の基礎としても問われる。

具体例で考えよう

鉄鋼メーカーが鉄鉱石1,000円を使い鉄鋼2,000円分を生産した場合の付加価値は1,000円。この鉄鋼を使い自動車メーカーが5,000円の車を作った場合の付加価値は3,000円。GDP計上額は二社合計で4,000円。

試験対策ポイント

付加価値=産出額-中間投入額という計算式は必須。GDP集計で二重計算を避けるために付加価値を使う理由を説明できること。三面等価の原則(生産=分配=支出)の文脈でも出題される。

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