コアCPI
こあしーぴーあい
ひとことで言うと
消費者物価指数から生鮮食品を除いた指標で、物価の基調的な変動を捉える尺度。
解説
消費者物価指数から天候や国際市況で変動しやすい生鮮食品を除いた指標。物価の基調的な動きを把握するために用いられる。日本銀行の金融政策運営において重要な参照指標であり、インフレ目標の判断基準ともなる。
くわしく解説
コアCPI(Core CPI)とは、消費者物価指数(CPI)の一種で、天候や国際商品市況の影響を受けやすい生鮮食品を除外して算出した物価指標である。日本では一般的に「生鮮食品を除く総合CPI」をコアCPIと呼ぶ。さらに生鮮食品に加えてエネルギーも除いた「コアコアCPI(生鮮食品・エネルギーを除く総合)」という概念もある。コアCPIを用いる理由は、生鮮食品の価格は天候などの一時的要因で大幅に変動するため、CPIの動きが物価の「基調的なトレンド」を反映しにくくなるからである。日本銀行は金融政策(特に量的・質的金融緩和)の効果を判断する際にコアCPIを重要な参照指標として用いており、2%の物価安定目標の達成判断にも使われる。試験では、どの品目を除くかという定義の正確な理解が求められる。
具体例で考えよう
猛暑や台風で野菜価格が急騰してCPIが一時的に上がっても、コアCPIはその影響を除くため大きく動かない。日本銀行はこのコアCPIを見て「物価上昇が定着しているか」を判断し、金融緩和の継続・縮小を検討する。
試験対策ポイント
コアCPI=生鮮食品を除くCPI、コアコアCPI=生鮮食品+エネルギーを除くCPIの区別が頻出。日銀の物価安定目標2%との関連も出題される。何を「除く」かを正確に答えられること。