コンパースの法則
こんぱーすのほうそく
ひとことで言うと
2都市間で消費者が等しく吸引される商圏分岐点の距離を算出するライリーの法則の発展公式。
解説
ライリーの法則を修正・発展させた商圏分析の法則で、2つの都市間の商圏分岐点(無差別点)を求める公式。2都市間の距離と人口比から、消費者が両都市に等しく吸引される地点を算出する。新規出店時の商圏設定に活用される。
くわしく解説
コンパースの法則は、ライリーの小売引力の法則を修正・発展させたもので、2つの都市間における商圏分岐点(無差別点)を求める公式として知られる。商圏分岐点とは、消費者がどちらの都市に買い物に行っても等しく吸引される地点のことであり、この地点を境に各都市の商圏が分かれる。公式は「A市からの分岐点距離 = 2都市間距離 ÷ (1 + √(A市人口 ÷ B市人口))」で表される。新規出店時に商圏の広がりを見積もる際や、競合店との商圏境界を分析する際に活用される実務的な手法である。試験では公式を用いた計算問題として出題されることがあり、分子・分母の構造を正確に記憶しておく必要がある。ライリーの法則を前提として理解しておくことが重要である。
具体例で考えよう
A市(人口9万人)とB市(人口1万人)が100km離れている場合、A市からの分岐点は100÷(1+√(9万÷1万))=100÷(1+3)=25kmとなり、A市から25kmの地点が商圏境界となる。
試験対策ポイント
公式の構造を正確に覚えることが最重要。分母の「1+√(自都市人口÷相手都市人口)」の順序を誤りやすい。計算問題として出題されるため、数値を代入する練習を繰り返すこと。ライリーの法則との使い分けも確認しておく。