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中立財

ちゅうりつざい

ひとことで言うと

所得が変化しても需要量が変わらない、需要の所得弾力性がゼロの財。

解説

所得が変化しても需要量が変化しない財のこと。需要の所得弾力性がゼロである。実際にはあまり見られないが、財の分類として上級財・下級財との関係で理論的に重要な概念である。

くわしく解説

中立財とは、消費者の所得が増加あるいは減少しても、その財に対する需要量が変化しない財のことである。需要の所得弾力性(所得の変化率に対する需要量の変化率)がゼロの財として定義される。理論上の概念であり、現実にはほぼ見られないが、財の分類体系を理解するうえで重要な位置を占める。財の分類として、所得弾力性が正の値をとる上級財(正常財)、負の値をとる下級財(劣等財)、そしてゼロの中立財の3つに大別される。さらに上級財は所得弾力性が1より大きい奢侈財(ぜいたく財)と1以下の必需財に細分される。試験ではこの分類体系の全体像を問う問題が出されるため、中立財の位置づけを理解しておく必要がある。

具体例で考えよう

「塩」は所得が上がっても下がっても購入量がほとんど変わらない財として中立財に近い例として挙げられることがある。ただし厳密に所得弾力性がゼロの財は理論上の概念であり、実証的な例は少ない。

試験対策ポイント

上級財(所得弾力性>0)・下級財(所得弾力性<0)・中立財(所得弾力性=0)の分類を正確に覚えること。さらに上級財の中の奢侈財(弾力性>1)と必需財(0<弾力性≦1)の区別も問われる。中立財は「理論上の概念」であることを押さえること。

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