バックワードスケジューリング
ばっくわーどすけじゅーりんぐ
ひとことで言うと
納期を出発点として逆算し、各工程の開始日・終了日を決定するスケジューリング手法。
解説
納期を起点として、作業を後ろから逆算して日程を割り当てていくスケジューリング手法。各工程の完了日から逆算して開始日を決定する。納期が確定している場合に適しており、仕掛在庫を最小化できるメリットがある。
くわしく解説
バックワードスケジューリング(後ろ向きスケジューリング)は、製品の納期を固定の終点として、最終工程から第一工程へと逆算しながら各工程の着手日程を決定する手法です。各工程の作業時間と工程間の待ち時間を考慮して逆算するため、各工程の「最遅開始日」が明確になります。この手法の最大のメリットは、仕掛在庫の滞留時間を最小化できる点にあります。納期が確定している受注生産や、ジャストインタイム生産において特に有効です。一方、フォワードスケジューリングは現在時点から順に計画を立てる手法であり、最短完了日を把握したい場合や、資源の空き状況を考慮しながら柔軟に計画を立てたい場合に適しています。両手法の使い分けと特性の違いが試験では頻繁に問われます。
具体例で考えよう
3月31日納期の製品を受注した場合、出荷梱包(1日)→検査(2日)→組立(3日)→部品加工(4日)と逆算し、「部品加工は3月21日に開始しなければならない」と各工程の着手日を決定する。
試験対策ポイント
フォワードスケジューリングとの対比が最頻出。バックワードは「納期起点・逆算・仕掛在庫最小化」、フォワードは「現在起点・順算・最短完了日算出」と整理すること。「最遅開始日」の概念と関連付けて理解する。