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総需要

そうじゅよう

ひとことで言うと

消費・投資・政府支出・純輸出を合計した経済全体の需要の総量。

解説

経済全体で需要される財・サービスの総量のこと。消費、投資、政府支出、純輸出の合計で構成される。総需要曲線(AD曲線)は物価水準と実質GDPの関係を示し、IS-LM分析から導出される。

くわしく解説

総需要(Aggregate Demand: AD)とは、ある物価水準において経済全体が購入しようとする財・サービスの総量である。構成要素はC(消費)+I(投資)+G(政府支出)+NX(純輸出=輸出-輸入)であり、これはGDPの支出側の定義とも一致する。総需要曲線(AD曲線)は縦軸に物価水準、横軸に実質GDPをとった右下がりの曲線で、IS-LM分析から導出される。物価水準が下がると実質貨幣供給が増加してLM曲線が右シフトし、均衡GDPが増加するという仕組みがその根拠である。財政政策や金融政策はAD曲線を右または左にシフトさせることで国民所得を変化させる。総供給曲線(AS曲線)との交点が均衡物価水準と均衡GDPを決定する。

具体例で考えよう

政府が公共事業費を増額すると、建設会社への需要が高まり、働く人が増え、その人々が消費を増やす。これが波及することで経済全体の需要(総需要)が拡大し、AD曲線が右にシフトする状況として説明される。

試験対策ポイント

AD曲線が右下がりになる理由(ピグー効果・利子率効果・国際競争力効果)を押さえること。財政政策・金融政策がAD曲線をシフトさせる方向と、曲線上の移動との違いを区別することがひっかけ対策として重要。

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