管理図
かんりず
ひとことで言うと
工程が統計的管理状態にあるかを判断するグラフで、中心線と上下管理限界線でデータの異常を検知する。
解説
工程の品質が統計的管理状態にあるかどうかを判断するためのグラフ。中心線(CL)と上方管理限界線(UCL)・下方管理限界線(LCL)を設定し、データの推移を時系列で監視する。QC7つ道具の一つであり、工程の異常を早期に発見するために用いられる。
くわしく解説
管理図とは、工程の品質特性値を時系列に折れ線グラフで打点し、中心線(CL: Center Line)と上方管理限界線(UCL: Upper Control Limit)・下方管理限界線(LCL: Lower Control Limit)の3本の線を用いて工程の安定性を統計的に監視するグラフである。QC7つ道具の一つとして位置づけられる。管理限界線は通常、平均値±3σ(標準偏差の3倍)に設定される。打点が管理限界線内に収まり、ランダムなパターンを示していれば「統計的管理状態(安定状態)」と判断される。一方、管理限界線を超えた打点、連(同側に7点連続)、傾向(7点連続で増加・減少)などのパターンが見られる場合は「異常」として工程の原因調査が必要となる。X̄-R管理図(計量値)やnp管理図・p管理図(計数値)など種類がある。試験では管理図の目的・異常判定ルール・他のQCツールとの違いが問われる。
具体例で考えよう
射出成形工程で2時間ごとに製品重量を測定して管理図に打点した結果、午後の打点が上方管理限界線を連続して超えたため、材料温度の上昇という異常原因を特定できた。
試験対策ポイント
QC7つ道具の一つであることと、管理限界線(UCL・LCL・CL)の意味を覚えること。異常判定ルール(限界線外・連・傾向)がひっかけになりやすい。規格値(仕様限界)と管理限界は別物である点も重要。