受注生産
じゅちゅうせいさん
ひとことで言うと
顧客からの注文を受けてから生産を開始する生産形態で、在庫リスクがなく多品種少量生産に適する。
解説
顧客からの注文を受けてから生産を開始する生産形態。個別受注生産とも呼ばれ、製品在庫を持たないためリスクが低いが、納期が長くなる傾向がある。多品種少量生産に適しており、産業機械や特注品の製造に多く見られる。
くわしく解説
受注生産(Make to Order:MTO)は、顧客の注文が確定してから生産を開始する形態で、個別受注生産とも呼ばれます。製品在庫を持たないため、過剰在庫や陳腐化のリスクがなく、顧客の個別要求に応じた製品を提供できます。産業機械・建設機械・船舶・特注家具など、多品種少量の製品に適しています。デメリットとして、受注後に生産を開始するため納期が長くなること、生産計画の立案が需要変動により困難になることが挙げられます。個別受注生産・繰返し受注生産・プロジェクト生産などのバリエーションがあります。近年では、標準部品まで見込生産し最終組立のみを受注後に行うBTO(Build to Order)により、納期短縮と在庫リスク低減を両立する手法も普及しています。
具体例で考えよう
工作機械メーカーが顧客の工場に合わせた専用の加工ラインを設計・製造する場合、顧客の仕様確定後に材料調達・加工・組立を開始する。製品は完全にカスタムメイドのため在庫は持たないが、納期は数ヶ月に及ぶこともある。
試験対策ポイント
見込生産との対比が頻出。「在庫リスクなし・長納期・多品種少量向き」が受注生産の特徴。BTOはその中間形態として整理。個別生産と受注生産は同義として扱われることが多いが、文脈に注意すること。